【ネタバレあり】今年一番のホラー映画『エイリアン:ロムルス』の感想。

引用元:映画.com

先日エイリアンシリーズ最新作である『エイリアン:ロムルス』を観賞してきたので、感想などを書いていきます。

結論から先にいうと、今年観てきたホラー映画の中で断トツで1番怖く、アクション要素もあり非常に面白かったです!!

エイリアンシリーズが好きな方はもちろん、ホラー映画が好きな方にもおすすめできる映画でございます♪

なごみブルー

いつフェイスハガーやエイリアンが襲いかかって来るか分からないので、ハラハラドキドキしながら観ていました。

個人的な主観ですが、本作はシリーズ過去作を観ていなくても問題なく楽しむことが出来ますが、『エイリアン』のその後の出来事を描いているので、『エイリアン』は観ておいた方がいいかと思います。

注)以下重要なネタバレがあるので、閲覧される際はご注意ください。

目次

作品概要

引用元:映画.com

【2024年公開】上映時間:119分

メインキャスト(日本語吹き替え)

レイン:ケイリー・スピーニー(戸松遥)

アンディ:デヴィッド・ジョンソン(内田雄馬)

タイラー:アーチー・ルノー(石川界人)

ケイ:イザベラ・メルセード(内田真礼)

ビヨン:スパイク・ファーン(畠中祐)

ナヴァロ:アイリーン・ウー(ファイルーズあい)

本作は『エイリアン』と『エイリアン2』の間に起こった出来事を描いた作品になります。

監督は盲目の老人に追われる恐怖を描いたホラー映画『ドント・ブリーズ』のフェデ・アルバレスで、リドリー・スコット監督の『エイリアン』のホラーテイストをしっかりと受け継いで作り上げています。

なごみブルー

銃火器でエイリアンに立ち向かう展開もあり、アクション映画的な要素も含んでいます。

ざっくりあらすじ

引用元:映画.com

植民地惑星で会社から不当な労働を強いられているレインとその仲間たちは、自由の身となる為に惑星から脱出する計画を立てていく。

植民地惑星付近に廃墟の宇宙ステーションが浮遊しており、そこに脱出に必要な装置が保管されていて、彼らはなんとか宇宙ステーションに乗り込むことに成功する。

しかしそこには得体のしれない”何か“が潜んでいて、彼らに恐怖と絶望が襲いかかることに・・・

感想(ネタバレあり)

引用元:映画.com

絶望感が半端ない!!

今作の登場人物たちは腕っぷしのある海兵隊員や荒くれ者とかでもなく、非力な6人の男女の若者たちであります。

そんな彼らが大量のフェイスハガーやエイリアンに追われるので、シリーズ中一番の絶望感漂う作品に仕上がっています。

労働の支配から逃れることを夢見る彼らに圧倒的な数の暴力が容赦なく襲いかかり、希望を打ち砕いていきます。

なごみブルー

成す術がないままひとりまたひとり死んでいくのは観ていて本当に辛く、特にお気に入りのキャラが死んだときのショックはかなりデカいです。

過去作のオマージュがみられる

今作でも『エイリアン』に登場したアンドロイドアッシュによく似たアンドロイドが登場し、こちらも前作同様に会社の利益を優先し主人公たちを見捨てる非情なクズ野郎となっています。

レインが動けなくなったアンディを一人で助けに行くシーンは『エイリアン2』でリプリーがニュート救出に向かうシーンと重なってて、胸が熱くなりました!!

なごみブルー

その後もレインが扱い慣れていないパルスライフルで大量のエイリアンたちを撃ち殺していくシーンが、『エイリアン2』のリプリーと重なっててとても印象に残りました。

フェイスハガーがメインに昇格

今までのエイリアン作品では脇役扱いだったフェイスハガーがメイン級に扱われていて、とても斬新に感じました。

登場人物の一人であるナヴァロがフェイスハガーに寄生され、その後苦しさを感じてX線照射機器を照らして体内でエイリアンの幼体が暴れまわっているのが見える演出は、恐怖と絶望感が交じり合っててとても良かったです。

なごみブルー

しかも群れをなして物凄い速さで襲いかかってくるので、クモ嫌いな僕は観ていてずっと鳥肌がたっていました。

ラスボスのビジュアルが強烈!!

重傷のケイがエイリアンの血液サンプルを自身に投与したことで何とか一命を取り留めますが、その代償として身籠っていた赤ん坊とエイリアンの血が混ざりあって新種のエイリアン”オフスプリング“を産んでしまう悲劇的な結果となってしまいます。

そしてケイはエイリアンとはいえど産んだ我が子に喰われてしまう壮絶な最期を遂げてしまいます。

人間とエイリアンのハイブリッドであるオフスプリングは『エイリアン4』のニューボーンを沸騰させるもので、色白で背が高くひょろっとした細い体つきで、口からイソギンチャクのような触手を伸ばしたりと見た目からして生理的な嫌悪感を抱かせるビジュアルで衝撃でした( ゚Д゚)

最期はレインの機転で貨物区間ごと一緒に切り離され、小惑星帯に巻き込まれて死亡してしまいます。

なごみブルー

物語のクライマックスを締めるのに十分強烈なラスボスで、レインと対峙した際に見せた不気味な笑顔が怖すぎて夢に出て来そうでした。

生存者はレインのみ

正確にいえば生存者はレインとアンディの二人だけですが、アンディはアンドロイドなのでカウントしないでおきます(;’∀’)

死亡者リスト

ナヴァロ:チェストバスターに胸を突き破られて死亡

ビヨン:エイリアンの酸を浴びて死亡

タイラー:エイリアンに頭部を破壊されて死亡

ケイ:新種のエイリアンに喰われて死亡

なごみブルー

アンディも新種のエイリアンに致命傷を負わされますが、アンドロイドなのでギリ生きています。

さいごに

舞台となる宇宙ステーションが全体的に薄暗くジメジメした雰囲気を漂わせており、より一層ホラー感が増していて良かったです。

本作はエイリアンシリーズ過去作品のいいところを寄せ集めて完成された極上のホラーエンターテインメント作品に仕上がっており、宇宙空間という逃げ場のない絶望感と恐怖を堪能したい方に超おすすめです!!(≧▽≦)

おわり


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