アクションの美学を追求した映画『フェイス/オフ』の感想

引用:映画ナタリー

今回は僕の大好きなバイオレンスアクション超大作『フェイス/オフ』を紹介したいと思います。

90年代後半の作品ではありますが、今見ても古臭さは全く感じず、色褪せない不朽の名作であると自信をもって言えます♪

これまで鑑賞してきたアクション映画の5本指に入るほどの面白さなので、重要なネタバレなしで紹介していきたいと思います(^^♪

目次

作品概要

メインキャスト(日本語吹き替え)

・ショーン・アーチャー:ジョン・トラボルタ(神谷明)

・キャスター・トロイ:ニコラス・ケイジ(大塚明夫)

1997年度製作、上映時間:138分。

アクション映画に必要不可欠なエッセンスがぎっしりと詰め込まれた渾身の一作となっています。

M:I-2』、『レッド・クリフ』のジョン・ウー監督が放つアクション超大作で、ニコラス・ケイジジョン・トラボルタのダブル主演で当時は話題になりました。

お互い奪われた顔を取り戻す為と、家族を殺された復讐をする為に、激しい攻防戦を繰り広げる内容となっています。

そしてただのアクション映画に終わらず、家族愛を絡めていることで物語により一層深みを与えているのも特徴です。

当初の企画ではアーノルド・シュワルツェネッガー&シルベスター・スタローンで進められていたらしく、もし実現していたら筋肉ムキムキ同士のガチンコ殴り合いバトルになっていたことでしょう笑(後に二人は『大脱出』という映画で共演が実現しています)

ざっくりあらすじ

FBI捜査官のショーン・アーチャーはテロ組織のリーダー、キャスター・トロイの手により最愛の息子マイケルを殺されてしまい、それ以降アーチャーはトロイ逮捕に執念を燃やす。

トロイの行方を掴んだアーチャーは部下を引き連れて駆けつけ、空港での激しい銃撃戦を経て因縁の相手であるトロイを捕えることに成功する。

しかしトロイは捕まる直前にロサンゼルスに細菌爆弾を仕掛け、その場所を知っているのはトロイ本人と、刑務所に収監されているトロイの弟ポラックスのみ。

ポラックスは兄であるトロイ以外には決して口を割ることはなく、情報を聞きだすのに様々な策を講じるがどれもうまく行かずにいた。

残された時間も少なく、最後の手段として昏睡状態にあるトロイの顔とアーチャーの顔を最先端の医療技術を駆使して交換し、アーチャーがトロイという人間になりすまし、刑務所に囚人として潜入しポラックスから情報を聞きだすという大胆な極秘作戦を決行する。

この極秘作戦はアーチャーの家族含め、ごく一部の関係者以外には知られていない。

手術は無事に成功し、トロイに成りすましたアーチャーはポラックスが収監されている刑務所に潜入し、細菌兵器の隠し場所を聞きだすことに成功する。

が、それと同時刻に昏睡状態にあるはずのトロイが目覚めてしまい、今度はトロイがアーチャーの顔を自分に移植し、この極秘作戦に関与している人物全員を口封じに抹消していく。

これで極秘作戦を知っている人物は誰もいなくなり、一生刑務所から出られず絶望に追い込まれたアーチャーは刑務所から脱出するため決起する・・・

序盤からクライマックス級のアクション炸裂!!

物語序盤にて、ジェット機で逃走を図るトロイを捕らえるべく、ヘリコプターで追跡するアーチャー。

滑走路でのジェット機とヘリコプターの激しいチェイスシーンが展開され、アーチャーはジェット機のエンジンを破壊することに成功し、制御を失ったジェット機が格納庫へと火花を散らしながら激突します。

その後もトロイはFBIとの激しい銃撃戦を繰り広げ、アーチャーとの一騎打ちへと突入していく流れが非常に神がかっています(≧▽≦)

序盤からお腹がいっぱいになるほどのアクションが堪能できますが、その後も刑務所からの脱出、教会での銃撃戦、ボートチェイスなど随所にテンション高まるアクションシーンがふんだんに盛り込まれています♪

アクションや演出の魅せ方が素晴らしい

2丁拳銃を使用したガンアクションや、スロー演出を取り込んだアクションシーンがとにかくオシャレでカッコよく、耳に残る音楽も作品を盛り上げてくれています。

特に一番のお気に入りは(若干ネタバレになってしまいますが(;’∀’))、物語中盤トロイのアジトでの警官隊との銃撃戦中にトロイの息子アダムがヘッドホンを装着し、オリビア・ニュートン・ジョンの『虹の彼方に』を聞きながら血なまぐさい銃撃戦を目の当たりにしていく演出が大変素晴らしく、映画史に残る名シーンだと勝手に思っています。

・・・こいつ何言ってるんだ?と思われたらすみません笑

文章だとうまく伝えることが出来ないので(;’∀’)、実際に鑑賞して頂ければ僕の言いたいことは分かるかと思います笑

香港映画『男たちの挽歌』シリーズを手掛けたジョン・ウー監督のこだわった演出が贅沢に盛り込まれており、ガラス越しに向かい合う両者、白いハトが飛ぶ演出、などなど観ている者を魅了していきます♪

ケイジ×トラボルタの演技合戦

ニコラス・ケイジが演じたトロイの気持ち悪く狂気じみた演技を、ジョン・トラボルタがしっかりと受けついでいるのが大変素晴らしいです!!

お互いの特徴を捉えた演技が実に見事としかいいようがありません。

さいごに

お互いの顔をとっかえっこするという、とんでも設定な作品ですが、そんなことも忘れてしまうぐらいストーリーの展開に魅せられていきます(^^♪

上映時間が138分と程よい長さであり、息もつかせない展開に引き込まれ、時間があっという間に過ぎてしまいます。

そして何やら続編が製作されるらしく、果たしてどのような物語になるのか・・・

物語自体はきれいに完結しているので、正直な話続編はいらないかなぁ(;’∀’)

おわり

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